2月21日(日) 晴、やや風強し

谷川岳(トマの耳)、1963m。西黒沢 

単独 
登行高度:550m 滑降高度:2040m

谷川岳天神平スキー場トップ(9:25)-熊穴沢避難小屋(10:08〜10:18)-谷川岳山頂(12:10〜12:25)−山頂小屋(12:30−13:00)−西黒沢ースキー場下部ロープウェー乗り場(13:40)

谷川岳天神平スキー場トップ(14:10)−避難小屋手前尾根(14:35)-スキー場下部(15:00)


   
20日(日)は高気圧に覆われて上越地方も天気が良いとの天気予報であった。谷川岳は昨年は小雪だったが今年は雪が充分なようである。谷川岳は昨年は行ってなかったので、今年は一度くらいは行かねばと思い、今回は西黒沢か天神尾根経由の熊穴沢を滑り降りようと考えた。
谷川岳は数日前には降雪があり、昨日は雪が無かったようである。
   
   自宅を朝早く出て北関東自動車道を経て水上に向かった。驚いたことに高崎ジャンクションから渋滞が始まっていた。いつもより少し時間がかかって水上ICを経て谷川岳の駐車場ビルに到着。用意して、ロープウェーとリフトを乗り継いでスキー場トップに上がった。谷川岳に向かうつぼ足の人、山スキー屋、ボーダーが何名か見えた。

  まず、尾根筋を滑り降りた。滑り降りた所でシールをつけてハイクアップ。いつもは苦労する急な下りの部分も雪が完全に着いていてスキーを付けたまま降りることが出来た。そこから少しのハイクアップで熊穴沢上部の避難小屋に達した。ここで、休憩して行動食と水を取った。

  後は、ひたすらハイクアップするのみ。途中の急斜面で雪が硬くなり、スリップして登りづらくなったところもどうにかシールのみで上がった。下部の登りでは暑かったが、上の稜線に出ると風が強くなり寒くなった。3時間弱のハイクアップで谷川岳(トマの耳)の頂上に達した。周囲の写真を取ろうとしたが、数枚取った所でシャッターが下りなくなってしまった。

  先行の2〜3名がオキの耳からさらに一の倉岳の方に向かっているのが見えた。寒い頂上に15分くらいいたが、その間に数名が上がってきた。ここでシールをはずして山頂の小屋に滑り降りた。小屋の前は風が弱く陽射しもあり3,4名が食事を取りながら休んでいた。自分は靴を脱いで、中に入り昼食とした。中には写真を取るため上がってきたと思われる登山のグループが3〜4名いた。

谷川岳を望む                         頂上直下の斜面から西黒沢へ            頂上から望む山頂小屋と万太郎山
    


   昼食後はスキーをつけて山頂直下の斜面に出た。ボーダー数名が下まで滑り降りているのが見えた。とりあえず、四の沢の上部に2人がいたのでそちらに行って見た。目の前には雪庇をつけたオキの耳とトマの耳が陽に映えて美しい。その雪庇の隙間からマチガ沢に下りたと見られるトレースが一本付いていた。大胆な人がいるものである。

   山頂直下の広い斜面を滑り降りた。軽い雪が心地よい。滑り降りた上部で尾根通しに天神尾根を降りるか西黒沢をそのまま滑り降りるかちょっと躊躇したが、西黒沢に降りたトレースが2,3うっすらと見えたし、雪が少し湿っていて雪崩にはなりにくい状態だと判断して西黒沢を降りることにした。

   上部は風でパックされた雪で比較的硬かったがだんだん雪が深くなり出した。パウダースノーと言えるが雪はやや湿っていてやや重い。中間の急斜面では今日はいたセミファットのスキーでも膝の上まで潜る。慎重に滑り降りたが、それでも転んでしまった。転んでも雪が深く下まで転び落ちることなく止まってくれた。

   熊穴沢の合流点近くで傾斜が緩くなってきたところから快調に滑り降りてスキー場からの滑走ルートに合して下まで滑り降りた。

   時計を見るとまだ2時前。もう一滑りしようとロープウェーの切符を買い、ロープウェーさらにリフトを乗り継いでスキー場トップに上がった。

   ここから、尾根通しに滑り降りて鞍部に出た。ここから、スキーを持ってしばらく歩き、熊穴沢上部に非難小屋の手前の尾根から下に向かって疎林の間の急斜面を滑り出した。ここも雪が深いが、やや湿ったやや重い雪である。疲れが出てきて、押さえが利かなくなり足腰が痛くなって何回か転んだが深い雪のため滑り落ちないし痛くない。その代わり、スキーが外れて雪に埋もれてしまい、スキーを探すのに少し苦労した。  

   下に降りれば、沢山のトレースが付いている西黒沢下部のコース。そこをゆっくりと滑り降りた、。何名かのボーダー、スキー屋が追い越していった。
やはり、二回目は余分なようであった。
  
   
   帰りの水上IC近くからの渋滞には驚いた。赤城ICまでなんと一時間40分かかった。自分は赤城ICで降りたが、終点の練馬まではどれくらいの時間がかかったのだろうか?どのスキー場も好天の日曜日で大勢のスキー客で賑わったことだろう。