2月13日(土) 曇り時々晴れ、無風
阿寺山(新潟県) 1509m

RSSAの有志五人で
登行高度:1150m 滑降高度:1150m

広堀橋(7:40)-阿寺山(13:25〜13:50)-広堀橋(15:20)

   
RSSAの有力若手会員で会誌BSの編集に尽力された森さん(残念ながら1昨年暮れ滑落事故で亡くなられた)の追悼山行に、昨年に引き続いてRSSAの有志5人で阿寺山に出かけた。
   
  12日の夜自宅を出て関越道の塩沢石打PAで車中泊。朝ここを出て集合場所の広堀橋に7時少し前に到着。その後、しばらくして参加予定者の5人全員が集合した。

  9,10日は気温が高く、雨が降ったり雪が解けたようであった。その後、凍ってアイスバーン状になった後、新雪が10〜20cmくらい降ったようであった。新雪はやや湿っていたが比較的軽い。しかしその下はガリガリの状態で硬かった。小雪がちらついており上部がガスっていたが、天候は良くなりそうな気配であった。準備して広堀橋を7時40分に出発。阿寺山経験者で体力のある吉田さん、次いで田中さんが先行。私は後に付いていった。その後を許斐さん、佐藤さんが続いていった。

   登りは昨年と同じように尾根筋を上がった。下部は足首程度のラッセルで比較的軽く登りやすかった。しかし、尾根筋の斜面が急になった所ではアイスバーンの上に積もった新雪がづり落ちて来て登りづらかった。急斜面の一箇所はスキーをはずして上がった。途中からガスが切れ出して、雪を被った八海山が仰ぎ見えた。

尾根筋の林間を上がる                    八海山を木の間越しに望む             先行する田中さんと吉田さん
   


   急な登りを終えた所で、先行の吉田さんがシャベルを使い雪質のチェック。やはり、20cmくらい下に硬い層があるが接続面はそれほど危険な状態では無い。新雪も少し湿っていて粘着力があり、雪崩が起こってもごく一部がづり落ちる程度と判断。ここで、新潟から来たと言う単独行の人に追い越された。

  その後、傾斜が緩くなった斜面を阿寺山頂上を仰ぎ見ながら上がって行った。周りの疎林は雪を被りまるで花が咲いたようで陽に当たって美しい。13時半近くになり頂上に到着。昨年よりだいぶ時間がかかった。頂上付近はガスが切れていて、時々、八海山や巻機山が雲の合間から遠望できた。風が無く暖かい。

頂上近くの縦溝                     頂上間近のお二人                    花が咲いたような雪を被った木
  


   
  雪を被った木                   阿寺山頂上を望む                    頂上間近の許斐さんと佐藤さん
  


   臨時の祭壇を設け花と線香とビールを上げ森さんの冥福を祈った。軽い昼食後、13時50分から滑降。上部は疎林でやや重いがパウダースノー、傾斜も手頃で実に快適な滑り。中間部の林間はガスで見通しがあまり良くない。田中さんが時々GPSで確認しながら昨年降りた谷とは反対側の夏道に近い尾根と谷筋を滑り降りた。下部は林は密になってきて雪が重くなってきたが、ガスが取れてその分滑りやすくなった。下部の谷沿いまで降りた後、スキーをはずしてわずかな登りで往きのトレースに戻り広堀橋に15時20分に到着。

臨時の祭壇を設け森さんを追悼            田中さん                         吉田さん
  


   その後、旅館(八つ峰養魚)に行き宿泊。後から来た森野さんも加わり、ビールお酒(八海山)を飲みながら森さんの思い出話を交えて歓談。

   翌日の14日は快晴で風も無い。八海山スキー場に行き、ロープウェーに乗って上まで行った。さらに少し上がって稜線に出た所でスキーを付け北西側の尾根通しを注意しながら下った。さらに林間を滑り降りた。ここは北西側の斜面で午前中であったせいか、新雪はまだ軽く滑りやすく、ミニ山スキーを楽しめた。その後スキー場に戻り、スキー場を滑って本日のスキーを切り上げた。

  ここで、先に帰る吉田さんと別れ、残りの五人で近くの五十沢温泉に入った後帰宅に付いた。
   
  今回の阿寺山追悼山行を企画、お世話頂いた吉田さんに感謝する。この山スキー行については吉田さんのHPに詳しく出ています。