2月8日(月) 晴、時々曇り

根子岳、2207m。大明神沢源頭 

単独 
登行高度:1060m 滑降高度:1180m

峰の原スキー場トップ(9:05)-ゴルフ場-根子岳(2207m;11:15)-大明神沢源頭(2020;12:05〜12:30)−根子岳(2207m;13:40−13:50)−北西斜面−ゴルフ場-峰の原スキー場下部(1390m;14:30)

   
7日(日)はまだ冬型の気候で晴れているが風が強かった。月曜日の8日は高気圧に覆われて天気が良く、気温も上がるとの天気予報であった。最近の降雪量はさほど多くなく標高も高い根子岳なら問題無かろうと行くことにした。定年退職しているので月曜日でも気兼ねなく行ける。

   根子岳は山スキーの入門コースで手軽なのでよく行っているが昨年は行ってなかった。塚田さんの山スキーの記録を見ると根子岳の南東斜面の大明神沢源頭は素晴らしい斜面でお勧めである。確かに四阿山に行った時に見た根子岳側の斜面は立ち木が少ない大きな斜面が末広がりに拡がっていてそこを滑ったら快適だろうなと思った。

   根子岳までは菅平スキー場から圧雪車によるコース整備がされているので大勢の人が上がっていく。しかし、根子岳頂上から南東側は急斜面でそんな所をスキーで滑ることが出来そうに思えない。しかし、両側が急斜面な狭い尾根を少し行くと大明神沢源頭の素晴らしい斜面が拡がっていた。

   大明神沢源頭部は標高差で200mちょっと。パウダースノーを期待したいが、本日は気温が高くなったためか、新雪が湿った感じで粘着力があった。雪崩の恐れは感じられなかったが、その代わりスキーの滑りは良くない。最後の緩斜面では下りラッセルになってしまった。

   自宅を朝早く出て峰の原スキー場の駐車場に着いた。用意してリフトを待ったが平日のためか開始時間が予定より20分以上遅れた。スキー場トップでシールを付けゴルフ場を横切って上がったが、迷って少し時間と体力をロスしてしまった。

  昨日のものと思われるトレースがあり、それに従ってゴルフ場内を突っ切り根子岳へのツアーコースに出た。圧雪者がコース整備をしていた。菅平スキー場から上がっていた先行者が何名か見えた。約2時間のハイクアップで根子岳の頂上に達した。先行の10名くらいのグループもほぼ同時期に付いたようであった。

 ゴルフ場を上がる                      根子岳頂上近く。樹氷なりかけ            根子岳頂上
  


   大明神沢源頭を滑る予定なのでそのまま尾根伝いに進んだ。少し湿った感じの雪で、セミファットスキーでも足首くらい程度までもぐる。一箇所急斜面の所をスキーをはずしたが膝くらいまでもぐった。
   ドロップポイントでシールをはずして雪の状態を少し観察して上部の雪をスキーを滑らして切ってみた。雪崩の心配は無さそうであった。下部を見ると、確かに塚田さんが絶賛するような白い斜面が拡がっていた。始めは少し急斜面だがだんだん斜度が落ちてきた。足首くらいまで潜るやや重い雪だが快適なすべり。下部の緩斜面は滑らず下りラッセルとなったので最下部まで行くのをやめ昼食の休憩とした。目の前に四阿山と根子岳が見え、下部の沢の向こうには菅平牧場が見えた。

大明神沢源頭を上から見る                 大明神沢源頭の滑り                      大明神沢源頭から見る根子岳
  
  
   平日にもかかわらず、根子岳まで上がった人はかなりいたようであった。しかし、大明神沢を滑り降りたのは自分だけであった。

       大明神沢源等頭から見る四阿山            根子岳北西斜面の滑り
         
         

   昼食後,約一時間かかって根子岳の頂上まで登り返した。その後、北西斜面を滑り、登りのトレースとぶつかった所からトレース沿いに滑りおりた。北西斜面は緩斜面だが、北西に面しているせいか新雪が締まっていて滑りやすい雪であった。さらに、ゴルフ場を横切り、峰の原スキー場のゲレンデを滑り降りて、この日の山スキー行は終わった。