1月9日(土) 晴、時々曇り、風やや強
四阿山 2354m
単独 
登行高度:900m 滑降高度:900m
四阿高原(8:05)−四阿山(11:45〜12:05)−四阿高原(13:10)

   
9日(土)は冬型の気圧配置で上越の山や群馬県北部の武尊山は雪のようであった。しかし、長野、群馬の県境の山は天気が良いとの天気予報である。
昨年は行っていなかった四阿山に行くことにした。

   四阿山もまだ雪が少ないようだが、2〜3日前には新雪が積もったようで山スキーを楽しめそうである。何より天気が良さそうなのが良い。四阿山の山スキーは5回以上行っているが、いずれも四阿高原からの往復。今回も四阿高原から行くことにした。四阿山は下部は牧場の平坦なルートで、中腹以上はダケカンバやシラビソの森林帯で比較的傾斜が緩く雪崩の心配をしなくて良い。標高が高いので雪質が良くツリーランを楽しめる。

   自宅を朝早く出て上信越道の上田、菅平ICを経て四阿高原ホテルの手前の一般登山者駐車場に7時半過ぎに到着。既に一台の車が停まっていて、単独行の人がスノーシュを着けて上がっていった。自分も準備してシールを着けて8時5分に歩き出した。

   別荘地となっている林間の中にスノーシュで歩いた後が着いている。その跡をたどって牧場の鉄条網のある所に出た。まだ鉄条網がかなり上まであり、雪が多くないことが解る。いつもこの鉄条網の上をスキーで越して牧場を通って行くのだが、今回は登山路の標識通りに進んでいるスノーシュの跡をたどって鉄条網の所で左に曲がって行った。しばらく行くと鉄条網の間から牧場の方に入れる個所に出た。ここでスノーシュの跡から離れて牧場の中を進んで行った。所々パックされた固めの雪と深くても足首程度の雪が交互に出てきたが快調に進んだ。牧場を突っ切ってから、鉄条網の間を通り抜けスノーシュの跡がある正規の登山ルートに出た。横に鉄条網があり、所々四阿山への標識があり、目の前には四阿山が見える。ここで、先行のスノーシュの単独行の人に追いついた。その後、この人と相前後して上がっていった。途中暑くなり、給水とミドルインナーを脱ぐため止まっている間に山スキーの単独行が追い越して行った。その後は、この山スキーの単独行、スノーシュの単独行の2人の跡を辿った。あたりは雪を被ったシラビソが一面に見えミニ樹氷の様相で美しい。そのミニ樹氷の間を進んだが腰が痛くなりだした。今日はちょっと調子が良くないなと思いながらも進んでスノーシュの人を追い越して行った。

    

   やっとのことでこの日、2番目に頂上に到着。そのうち、スノーシュの人も上がってきた。頂上は風が強く寒かった。それでも、写真を取り、頂上のお堂の横で水を飲みおにぎりを食べて昼食とした。2人が降りた後、シールをはずして下ろうとした時、さらに山スキーの単独行の人が上がってきた。下りのスキーは足首程度の深さだが軽い雪で滑りやすい。藪は完全に埋まりきっていない所もあり、尾根筋には岩が出ていた所もあったが、それらを避けてダケカンバの林の中のツリーランを楽しんだ。苦労した上りも、下りは快適で一気に下ってしまう。開けた牧場を経て別荘地の中の林間の登山道を滑り降りて四阿高原の駐車場に戻った。その後、四阿高原ホテルの温泉に入り露天風呂から浅間山を眺めて、本日の山スキーの疲れを取ってから帰宅の途についた。


  



1月2日(土) 晴れ時々曇り、風やや強
湯の丸山(群馬、長野県境) 2100m
2人で(息子と)
登行高度:150m 滑降高度:150m
   
湯の丸山の山スキーには湯の丸スキー場からと鹿沢温泉からの往復と3、4回行ったことがある。半日のコースで簡単に行ける。群馬県と長野県の県境にあリ自宅から比較的近い。上越あるいは群馬県北部の山が雪雲で覆われている1,2月でも天候が良い日が多い。雪はそれほど多くないが、標高が高いため雪質は良い。
    毎年、お正月には帰省して来る息子と一緒に日帰りで近場のスキー場に行きゲレンデスキーを楽しんでいる。群馬県北部のスキー場は天候が良くなさそうなので西部の湯の丸スキー場に行くことにした。自宅から雪を被った浅間山がくっきりと見え、こちらは天候が良いことが解る。一方、赤城山から北側は雪雲に覆われている。朝8時過ぎに家を出て10時半にスキー場に到着。風は冷たいが晴れておりよいスキー日和であった。2人とも山スキー用の板と山スキー兼用靴でゲレンデスキーを楽しんだ。それほど広くないスキー場のコースを一通り滑り終えた後、遅い昼食を取った。
    ゲレンデスキーも飽きてきたので、2時からシールをつけて一緒に湯の丸山の方にハイクアップ。息子はゲレンデスキーはこなすが、山スキーをやったことが無い。圧雪して整備されていないところでは腰が引けてうまく滑ることができないのを無理に誘って行った。40分くらいゆっくりと歩き傾斜がきつくなりだした所で引き返すことにした。まだブッシュが出ている所もあり、雪は少ないが足首程度の比較的軽い雪であったが、平坦なところが多く下りもシールをつけたまま戻った。頂上までは行かなかったが運動不足解消には良い雪山歩きであった。