3月21日(土) 快晴、無風
越後駒ヶ岳 2002m
Hさん、Yさん、Kさんと 
登行高度:1300m 滑降高度:1300m
   
2月上旬に佐渡山、三田原山の山スキーにご一緒したYさんから、21日に越後駒に行きませんかとのお誘いのメールを頂いた。越後駒ヶ岳の山スキーはこれまで一度も行ったことが無いので是非一度は行って見たいと思っていた。この連休中で21日だけは天気が良さそうなので2つ返事で同行することにした。
   湯之谷の道の駅に5時半に集合。6時にゲートが開く奥只見シルバーラインのゲートの前は既に10台以上の車が待っていた。シルバーラインを進み銀山平の石抱橋の傍らに駐車した。既に数台の車が駐車しており、後からも何台かの車が来た。この日の同行者はYさんの他にHさん、Kさんと自分の4人。越後駒の山スキールートについてよくご存知の新潟のHさんが先導して7時10分に出発。天気は快晴で風も無い。硬い雪の上に新雪がわずかに乗っている。はじめは平坦な沢沿いを進み、柳沢から比較的急斜面の尾根を上がり道行山へ達した。ここは見晴らしが良く、眼前にはこれら行く小倉山から越後駒ヶ岳が見えた。ここでシールをつけたまま小倉山との鞍部に滑り降りてから小倉山に登って行った。周りの木の霧氷が陽に映えて美しい。小倉山からは中ノ岳や荒沢岳などの眺望が良い。ここから緩い尾根道を上がって平坦な所に出た。風の通り道になっていて雪が硬くなっており寒くなってきた。これより上は段々急斜面になるし雪がさらに硬くなる恐れがある。同行者3人はクトーをつけてシールで上がって行った。クトーを持っていなかった自分はスキーを担いでアイゼンをつけて上がった。しかし、雪面は思ったほど硬くなく新雪が覆っているところが多く、これならクトー無しのシールでも何とか上がれたかなと思いながら、先行の3人を追って行った。駒の小屋に11時40分に到着。ここでそのまま上がり頂上に12時10分過ぎに到着。上りに5時間かかった。頂上からの見晴らしは素晴らしい。平が岳、至仏山、ひうちヶ岳、会津駒ヶ岳、日光白根山、中ノ岳、八海山、未丈ヶ岳、荒沢山、浅草岳などの山々が見渡せる。頂上で20分くらい辺りを見回し、シール、アイゼンをはずした後、駒の小屋まで滑降。少し固めの雪に新雪がわずかに積もっている状態で非常に滑りやすい。あっという間に小屋についてしまった。皆が滑ったトレースが目の前に見える。ここで昼食の休憩。1時20分に小屋から滑り出す。登りに使った尾根道のルートを辿ったが、硬かった雪も緩んで非常に滑りやすく大いに楽しめた。小倉山と道行山の鞍部でシールをつけて道行山を登った。ここから下は雪が柔らかく重くなってきたが、それでも下まで滑りを楽しむことが出来た。沢沿いに降りてから、シールをつけて細かいアップダウンのあるルートを進んで石抱橋に3時15分に戻った。この最後の歩きは長く感じられ少し疲れた。この後湯之谷の大湯温泉に行き汗を流した後、同行した3人と別れて帰途に着いた。この時期としては雪質もよく天候も快晴無風で、越後駒ヶ岳の初山スキーを大いに楽しめた。同行していただいたYさん、Hさん、Kさんには感謝する。

 銀山平を見おろす             道行山から見る            霧氷の間から越後駒ヶ岳         越後駒ヶ岳
  

 霧氷                    越後駒ヶ岳を目指して        頂上から見る駒の小屋と遠景    頂上からのシュプール