3月16日(月) 快晴、無風
武尊山(家の串) 2100m
単独 
登行高度:650m 滑降高度:1150m
   
16(月)は天気が良いとの天気予報で急遽近場の上州武尊に行った。天気快晴で風が無く絶好の山スキー日和であった。退職しているので気兼ねなく月曜日でも行ける。自宅からは68km。高速を使うこと無く1時間40分でいける。月曜日なので途中の道はすいているし、スキー場の駐車料金はタダ。山は人がおらず静かである。。
   前日の日曜日のトレースが前武尊までついており、シールで快調に上がり40分で達した。頂上ではただ一人で、後続も来る様子が無い。前武尊から反対側の鞍部に下りると剣が峰をトラバースしてから家の串に上がるトレースが着いているのでそれを辿って行った。予想以上に早く家の串に着いた。軽い昼食を取った後。シールをはずし、ノートラックの家の串から荒砥沢上部を滑り降りた。上部はパウダースノー。少し下った急斜面では雪が柔らかくなりターンするごとに表面の雪がスフレとなって落ちていくが、雪の粘着力が強く雪崩の心配は無いた。さらに、やや重いが滑りやすい雪の荒砥沢を標高1700mまで滑った後前武尊まで登り返した。この登り返しで、もう一度14,5年前の雪崩遭難事故のことを思い出しながら周囲を見回した。あんな大きな雪崩が起きそうな所とは思えなかった。登り返した前武尊で本日唯一の山スキー屋一人にお目にかかった。その後、シールをはずし十二沢を左側の尾根沿いに滑り最後は谷際に降りて林道に戻った。始めはやや重いが滑りやすい雪。下るにつれて重い湿雪となったが、充分滑りを楽しめた。下部の林はやや密であるが、山スキーで滑るのには問題無く快適なコースで、林道の歩きも少ないので、次もこのルートで降りようと思った。

前武尊で                    家の串山頂から        家の串山頂から               中武尊と沖武尊



3月8日(日) 晴れのち曇り、弱風
平標山(群馬県、新潟県県境) 1983m 
RSSAの有志3人、Aさん、Hさん
登行高度:1370m 滑降高度:1370m

   
先週の日曜日に焼岳の山スキーに同行したTさんから、日曜日は平標山周辺に行かれると言うメールが入った。今年は小雪で平標に行ける機会もこれが最後になるかなと思い参加させて頂いた。朝7時に麓の火打峠に集合。今回の参加者は全部で5名。リーダーは平標,仙の倉地域の山スキールートについて精通されている鷹嘴さん。今年は小雪でコースの雪の状態がどうなっているか分からないので、上に上がって様子を見てどうするか決めましょうとのこと。朝は比較的晴れていた。7時半に準備して出発。最初からシール歩行が出来たがやはり例年に比べて雪が少ない。平標の上のほうはブッシュが見える。最初の平坦な登りを一時間ほどシールで歩き、右側の急になった尾根を上り詰める手前で休憩。雪は比較的硬い。ここで、自分だけアイゼンをつけてスキーを担いで上がることにした。しかし、思ったほどには雪は硬くなく先行するシール歩行の皆さんに遅れてしまう。それでも尾根筋で少し急になり雪も硬くなった所で、それほど遅れを取ることなく11時ごろ頂上に達した。頂上付近も雪が少なくいつもは見えないブッシュが目に付いた。頂上付近は風が強く寒い。おまけに曇り空になってきた。ここで、Tさんのお勧めで笹穴沢を滑ることにする。頂上直下は雪が硬かったが、谷筋はすぐに雪の吹きたまりになっていてやや重いがパウダーの快適な斜面を滑り降りた。標高1620m付近まで滑り降りて休憩、昼食とした。その後シールをつけて右側の尾根を1850mまで登った。シールをはずして尾根の左側の谷の快適な斜面をを滑り降りた後トラバースして平標の山小屋に達した。ここからほぼ夏の登山道沿いに林間を滑り降りた。雪も緩んで重かったが滑りやすいも快適な斜面で下の林道に達した。そのまま林道を下り、2時前には火打峠に戻り、帰路に着いた。登りが硬い斜面で下りも厳しいかなと危惧していたが、鷹嘴さんの的確なルート取りで笹穴沢などで滑りを楽しむことが出来た。改めて感謝する。

平標の頂上近く(ブッシュが目に付く)     笹穴沢で               尾根の上で          帰りに立ち寄った富士見村のザゼンソウ