アケビ
アケビは山野に自生する蔓性の木で秋には紫色の実をつける。60年近い前、静岡県の田舎に住んでいた小学生時代に友達がアケビの実を見つけて食べ甘くておいしかったと言っているのをうらやましく聞いたことを思い出す。食料が足りなくて甘いものが手に入らなかった時代の話である。
アケビの苗木は通信販売で1995年ごろ購入したミツバアケビである。非常に繁殖力が強い。剪定して殆んど丸坊主にしても生えて増えてくる。最初は一本であったが、株分けして新里の畑の片隅に2本が植わっている。
アケビの実の中の甘いジェリー状の所を食べてみたが、それほどおいしいとは思えない。結局、毎年実はそのまま枯れてしまうのに任せている。また、アケビの実の厚い皮を料理に使うと言う話も聞いたが未だ試していない。
一方、春先に出て来るアケビの新芽は山菜としてほろ苦い味がして春の味覚となる。新潟県の雪の多い山間部では木の芽としておひたしなどで食べられていえう。GWに巻機山に行った時に民宿で食べた記憶がある。我が家でも数年前アケビの新芽を食べて見たところ、そのほろ苦い独特の味が気に入って、毎年摘んではおひたしにして食べるようになった。
今年もアケビの新芽が出だした。これを摘んで帰った。(2011年4月8日)
棚に這って増えるアケビと新芽 アケビの新芽 摘んだアケビの新芽
アケビの花(2013年3月23日)
濃い紫色の可愛い花
アケビの実(2013年9月13日)
アケビの実 熟れると表面が紫色となり割れてくる