ジャガイモ

1.2016年のジャガイモの栽培記録
   夏植え秋取り10品種、種芋 14.4kg、 総収穫量 58kg
   春植え初夏取り31品種、種芋総重量 30kg、 総収穫量 164kg


2.2015年のジャガイモの栽培記録

   夏植え秋取り4品種、種芋 12.6kg、 収穫量 60kg
   春植え初夏取り20品種、種芋総重量 26.8kg、 総収穫量 208.8kg


3.2014年のジャガイモの栽培記録
   夏植え秋取り3品種、種芋 4.2kg、 収穫量 16kg
   春植え初夏取り20品種、種イモ総重量 18.3kg、 総収穫量 131.2kg

4.2013年のジャガイモの栽培記録
   夏植え秋取り3品種、総収穫量11.5kg

   春植え初夏取り22品種、種イモ総重量 19.7kg、 総収穫量 95.7kg
  
5.2012年のジャガイモの栽培記録
  春植え初夏取り22品種、種芋総重量21.9kg、 総収穫量135.5kg
  (夏植え初冬取り3品種)

6.2011年のジャガイモの栽培記録 
  春植え初夏収穫16品種、 総収穫量150kg
  夏植え秋取り3品種、収穫量30kg

ジャガイモあれこれ
1.ジャガイモの歴史
2.ジャガイモの品種
3・栽培してみたジャガイモ
4.ジャガイモの色
5.ジャガイモの花
6.種芋と品種

1.2016年のジャガイモ

秋ジャガイモ(8月下旬〜9月上旬植え付け:11月〜12月収穫)

自家製(今年6月に収穫したもの)を種芋として使う

10品種(ニシユタカ、デジマ、アンデス、インカノメザメ、アローワ、タワラヨーデル、グランドペチカ、サユミムラサキ、タワラマゼラン、タワラ彦星)、総種芋、14.4kg: 総収穫量、58kg

   冬場には、6〜7月に収穫して保存した古ジャガイモより、11〜12月に収穫した取れたての秋ジャガイモの方がよほどおいしい。秋ジャガイモとして栽培可能な品種は発芽に要する休眠期間が短かく、かつ早生品種のニシユタカ、デジマ、アンデスなどに限られる。これらは長期間の保存が難しい代わりに本州以南で年2回栽培が可能で、8月には種芋として売られているが結構高い。  

  今回は従来植え付けていたアンデス、デジマ、ニシユタカ、インカのメザメの他、民間の育種家、俵正彦氏が創出した5品種(タワラヨーデル、タワラマゼラン、サユミムラサキ、タワラ彦星、グランドペチカ)及びアローワを植えた。

   これまでの長年の経験で、6月に収穫した自家製のいもを種芋として使った場合と市販の種芋を使った場合とで収穫量、味などに殆ど差が無かったので、今年もすべての種芋を自家製のものとした。

   インカノメザメは休眠期間が短かい早生品種であるが、秋ジャガイモとして栽培可能であるか分からない。昨年、試しに6月に収穫したインカノメザメを種芋として使ってみた所、収穫量は少なく、小粒であったが秋ジャガイモとして収穫可能であった。インカノメザメは味が良いので秋ジャガイモとして栽培可能なら作る価値がある。そこで、今年もインカノメザメを試に植え付けた。インカのメザメは今回植え付けた他品種より成長が遅いので、11月中旬の寒波でやられた後枯れて極小粒のいもがわずかに収穫したのみであった。

   また、今年初めて植え付けたアローワ、及びタワラヨーデル、グランドペチカ、サユミムラサキ、タワラマゼラン、タワラ彦星も休眠期間が短いとの事なので、秋ジャガイモとして栽培が可能であるように思えたので、植え付けて見た。
  
   8月19日〜9月9日までに3回に分けて種芋を植えた。やはり品種によって発芽率、成長が大きく異なる。今年は9月中旬に雨が多かったが、8月に植えたものの発芽率は平均して80〜90%であった。一方、9月に植え付けたものは80%程度のの発芽率であったが、成長は遅い。

   これまで秋植えが可能であることが知られ、種芋も市販されているデジマ、ニシユタカ、アンデスはやはり発芽率、成長とも優れていた。一方、サユミムラサキ、インカノメザメは発芽率が50%以下で成長も遅い。

   11月中旬までは順調に生育していたが、11月20日頃の寒波襲来、積雪でジャガイモは殆ど枯れてしまい、それ以後の成長は殆ど無かったようである。昨年は12月中旬まで比較体暖かい日が続いたので成長期間が長かった。

   いずれも秋ジャガイモとして栽培可能であることが示されたが、収量は品種によって大きく異なる。やはり、秋ジャガイモとして定評があり、種芋が売られているデジマ、ニシユタカ、アンデスの収量が良かった。デジマの収量が低く見えるのは、その多くをまだ成長が十分で無かった11月上旬に収穫したためであろう。

   

種芋 植え付け
 種芋重量
     kg    
 植え付け
日時 
植付け
個数
発芽個数

10/20で
 収穫日時
 収穫量

kg
種芋1kg当り収量 

kg
ニシユタカ 2.2 8/19,
9/4,9
34 34 11/21, 12/2, 12/11  15.1 6.9
デジマ 3.27 8/19,
9/4,9 
42 42 11/7, 11/21, 12/11 13.1 4.0
アンデス  2.47  8/19,
9/4,9  
38 38 11/21, 12/2, 12/13 15 6.1
アローワ 0.63 8/19,
9/9 
12
11/26, 12/2 0.7 1.1
タワラマゼラン 0.8  8/19,
9/4 
12  11  11/18, 11/26  1.7 2.1
タワラヨーデル 1.5  8/19,
9/4  
24   24 11/28, 12/4  7.6 5.1
グランドペチカ 0.77  8/19,
9/4
12 11 11/26. 28 2.5 3.2
サユミムラサキ 1.04  8/19,
9/4 
10  2  11/28  1.1 1
タワラ彦星  0.3  9/4  6  5  11/28  1  3.3
インカのメザメ  1.25  8/19,
 9/9 
40  20  12/11,12/13  0.4  0.3
 計  14.38    234  196    58  


春植え、初夏収穫ジャガイモ:  総種芋量:30kg、31品種、505株; 総収穫量:164kg  

   今年春に植えつけたジャガイモは購入した種芋が11品種笹井さんより供与を受けた種芋が5品種、昨年収穫した芋を種芋としたものが16品種。植えつけた品種の総数は31。植えつけた時期は2月16,18日、3月6,10日、3月15,20日、4月1日。時期を早めたものから遅らせたものまで試しにやって見た。

購入種芋:11品種、9.0kg
男爵、インカノメザメ、キタアカリ、ワセシロ、タワラヨーデル、グランドペチカ、アローワ、チェルシー、シンシア、ジャガキッヅパープル

笹井さんより供与された種芋: 5品種、3.4kg
タワラコバン、グランドペチカ、タワラマゼラン、タワラ彦星、サユミムラサキ

自家製種芋{昨年収穫したものを種芋とする}:16品種、16kg) 
 1年継代:メークイン、トヨシロ、トカチコガネ、トウヤ、ハルカ、ホッカイコガネ、ピルカ(2015年種芋購入)
 2年継代:ノーザンルビー、キタムラサキ(2014年種芋購入)、
 3年継代:コガネマル(2013年種芋購入)
 4年継代:サヤアカネ、(2012年種芋購入)
 5年継代:ベニアカリ、シャドークイーン(2011年種芋購入)
 2期作品種
 2年継代:デジマ (2014年種芋購入、以後、年2回収穫を継代

 3年継代:ニシユタカ (2013年種芋購入、以後、年2回収穫を継代)

  4年継代 :アンデス  (2012年秋種芋購入、以後、年2回収穫を継代)

品種名 購入先 植え付け量* 価額 植え付け 発芽 収穫 総収穫量 kg当り収穫量
購入年 kg 円/kg 株数 5/4, 5月下旬 6月上旬 6月中旬 6月下旬 7月上旬 Total(kg) Total/kg
男爵 2016 1 540/2 14 13 6.5kg/14 6.5 6.5
キタアカリ 2016 1 540/2 15 15 5.3kg/15 5.3 5.3
インカノメザメ 2016 1 1296/2 21 21 5.2kg/21 5.2 5.2
ワセシロ F 2016 1 324/1 18 12 5.8kg/12 5.8 5.8
メークイン 自家製 2015 0.95 16 16 0.7kg/12 0.7 0.7
トヨシロ 自家製 2015 0.42 260 7 6 1.6kg/6 1.6 3.8
アンデス(春) 自家製 2012 0.34 6 5 1.2kg/5 1.2 3.5
トカチコガネ 自家製 2015 0.54 368 8 8 2.0kg/7 2 2.4
トウヤ 自家製 2015 0.82 260 15 15 1.4kg 1.4 1.7
ハルカ 自家製 2015 0.8 280 17 0 0.3kg 0.3 0.4
ホッカイコガネ 自家製 2015 1 260 15 13 3.9kg 3.9 3.9
ピルカ 自家製 2015 1.5 280 25 25 13.2kg/25. 13.2 8.8
ノーザンルビー 自家製 2014 0.84 16 2 0.2kg 0.2 0.2
キタムラサキ 自家製 2014 1.7 23 20 8.3kg/20 8.3 4.9
サヤアカネ 自家製 2012 0.5 12 0 0.2kg/5 0.2 0.4
こがねまる 自家製 2013 0.8 16 16 7.1kg/16 7.1 8.9
シャドークイーン 自家製 2011 0.4 8 8 1.3kg/5 0.9kg/3 2.1 5.3
デジマ(秋) 自家製 2012 1.9 30 30 11.4kg/30 11.4 6
アンデス(秋) 自家製 2012 1.6 21 21 10.9kg/21 10.9 6.8
ニシユタカ(秋) 自家製 2012 1.7 24 21 5.6kg/12 6.2/9 11.8 6.9
ベニアカリ 自家製 2011 1.9 31 20 1.3kg/9 2.2kg/11 3.5 1.8
タワラヨーデル A 2016 0.48 9 8 5.3kg/8 5.3 11
シンシア A 2016 0.4 6 6 0.65kg/6 0.7 1.6
インカのメザメ A 2016 0.27 5 5 0.7/5 0.7 2.6
アローワ A 2016 0.28 6 4 0.7kg/6 0.7 2.5
チェルシー A 2016 0.26 6 6 2.5kg/6 2.5 9.6
グランドペチカ A 2016 0.17 4 4 1.9kg/4 1.9 11.2
ジャガキッヅパープル A 2016 0.19 6 6 3.2kg/6 3.2 16.8
インカのメザメ F 2016 0.94 18 18 3.8kg/18 3.8 4
キタアカリ F 2016 0.93 11 11 5.3kg/11 5.3 5.3
ダンシャク F 2016 1 16 13 0.8/1 6.7kg/12 7.5 7.5
サユミムラサキ S 2016 0.42 5 5 2.3/5 2.3 5.5
タワラ彦星 S 2016 0.65 8 6 4.8kg/6 4.8 7.4
タワラマゼラン S 2016 0.62 13 13 7.8kg/13 7.8 12.6
グランドペチカ S 2016 0.87 16 12 10.7kg/12 10.7 12.3
タワラコバン S 2016 0.82 18 16 4.7kg/16 4.7 5.4
総計 30 505 164.5

* 植え付け時期
黒字:2/16,2/18
赤字:3/6,3/10
青字:3/15.3/20
茶色字:4/1

購入先: F::農業資材店、A: 赤城園芸特売品(まとめて300円/2.2kg)、S 笹井さんより供与。

今年のジャガイモ栽培の結果の考察
1.今年は昨年より種芋量が多かったのに総収穫量は少なかった。メークイン、ハルカ、サヤアカネ、ノーザンルビー、トウヤ、ベニアカリなど昨年収穫した種芋を使ったものの収穫量が非常に少なかったのが、全体の総収穫量を押し下げた原因である。やはり、検疫を受けた市販の種芋を使っった方が確実であることが分かる。

1.俵正彦氏創出の品種(タワラマゼラン、グランドペチカ、タワラヨーデルなど)は非常に収量が高い物が多い。草丈が高く雑草に負けない草勢があった。

2.購入した種芋を使った場合でもシンシアは終了が低かった。シンシアは以前も購入した種芋でも収量が低かった。シンシアはフランスで開発された食味の良い品種が日本に導入されたとの事であるがフランスでは収量が高いのであろうか?

3.自家製の種芋を使った場合、比較的高い収量が得られた品種はピルカ、コガネマル、シャドークイーン、アンデス、デジマニシユタカであった。特にデジマ、ニシユタカ、アンデスは2期作で半年ごとに種芋として3年以上継体栽培しているのに収量が落ちない

4.一方、ハルカなどの品種は昨年収穫した芋を種芋として使った場合、発芽も少なく殆ど成長せず収穫量は殆ど無かった。これらは保存中あるいは栽培中にウイルスや細菌に感染した可能性がある。いずれも品種ごとに袋に入れて保存してあったので、一個でも感染していれば袋内の他の種芋にも感染している可能性がある。


1.
2015年のジャガイモ

秋ジャガイモ

自家製(今年6月に収穫したもの)を種芋として使う

4品種(ニシユタカ、デジマ、アンデス、インカノメザメ)、総種芋、12.8kg:総収穫量、59.8kg


   冬場には、6〜7月に収穫して保存した古ジャガイモより、11〜12月に収穫した取れたての秋ジャガイモの方がよほどおいしい。秋ジャガイモとして栽培可能な品種は発芽に要する休眠期間が短いニシユタカ、デジマ、アンデスなどに限られる。これらは長期間の保存が難しい代わりに本州以南で年2回栽培が可能である。これらは8月には種芋として売られているが結構高い。  

   これまでの長年の経験で、6月に収穫した自家製のいもを種芋として使った場合と市販の種芋を使った場合とで収穫量、味などに殆ど差が無かったので、今年もすべての種芋を自家製のものとした。

   また、インカノメザメも休眠期間が短かい早生品種であるが、秋ジャガイモとして栽培可能であるか分からない。今回、試しに、6月に収穫したインカノメザメを種芋として使ってみた。収穫量は少なく、小粒であったが、インカのメザメも秋ジャガイモとして収穫可能であった。インカノメザメは味が良いので秋ジャガイモとして栽培可能なら作る価値がある。
  
   8月25日〜9月13日までに3回に分けて種芋を植えた。8月に植えたものは夏の暑さで芋が腐りやすく発芽率は70〜80%であった。一方、9月tに植え付けたものは90%以上の発芽率であった。

   今年は11月が異常に暖かったためジャガイモの茎や葉が枯れることが無く成長が進んだ。収穫は11月29日〜12月15日の間に行った。

   秋ジャガイモは発芽、成長の段階での温度条件の影響が大きいようである。デジマ、ニシユタカは成長が早く大きくなり過ぎてしまったものがかなりあった。アンデスは中〜小サイズのイモが多かった。また、インカノメザメは春植えの場合でも同様だが収量は低く小粒であった。

種芋 植え付け
 種芋重量
     kg    
 植え付け
日時 
植付け
個数
発芽個数  収穫日時
 収穫量

kg
種芋1kg当り収量 

kg
ニシユタカ 4.5 8/25  53 38 12/11 22.2  4.9 
デジマ 2.5 8/25  25 20 11/29 10.3  4.1 
デジマ  2.0  9/13  19 18 12/15 9.5  4.8 
アンデス 2.0
8/25  29 22
12/1 9.8  4.9 
アンデス 0.5  9/4  5    12/15  2.5  5.0
アンデス 1.0  9/13  13   13 12/15  5.1   5.1
インカノメザメ 0.4  8/25  13  13  12/11  0.5  1.2 
 総計 12.8          59.8  4.7 



春植え、初夏収穫ジャガイモ

総種芋量:26.8kg、20品種、448株.  総収穫量:208.8kg

   今年春に植えつけたジャガイモは購入した種芋が11品種昨年収穫した芋を種芋としたものが13品種。植えつけた品種の総数は20。植えつけた時期は3月2日、3月15日、3月29日の3回。

購入種芋:11品種、13.0kg
男爵(2kg)、メークイーン、インカノメザメ、キタアカリ(2kg)、ワセシロ、トカチコガネ、トウヤ、ピルカ、ハルカ、トヨシロ、ホッカイコガネ

自家製種芋{昨年収穫したものを種芋とする}:13品種、13.8kg) 
 1年継代:ノーザンルビー、キタムラサキ、トウヤ (2014年種芋購入、2014年6月収穫)
 2年継代:コガネマル(2013年種芋購入、2013年6月、2014年6月収穫)
 3年継代:サヤアカネ、ピルカ、ハルカ(2012年種芋購入、2012年6月、2013年6月、2014年6月収穫)
 4年継代:ベニアカリ、トカチコガネ、シャドークイーン(2011年種芋購入、2011年、2012年、2013年6月収穫)
 2期作品種
 1年継代:デジマ (2014年種芋購入、2014年6月、12月収穫)
 2年継代:ニシユタカ (2013年種芋購入 2013年6月、11月収穫、2014年6月、12月収穫)

  3年継代 :アンデス  (2012年秋種芋購入、2012年11月、2013年6月、11月収穫、2014年6月、12月収穫)

 植え付け、発芽
   3月は暖かい日が多かったので発芽は早いかと思ったが、雨が少なかったので結局発芽は4月以降になった。4月2日現在発芽が少しでも見られたのは、やはり早生系統のダンシャク、インカのメザメ、ワセシロ、キタアカリ、キタムラサキであった。しかし、4月になると高温の日が続き雨も適当に降ったので発芽、成長が急速に進んだ。

 成長、収穫
   5月も高温の日が続いた異常気象であったので、例年以上に成長が早く、早生品種では5月17日から収穫が可能となった。やや収穫が早過ぎるが、新ジャガイモのおいしさはこの時期だけのもである。早生品種だけだが5月中でもかなりの量を収穫した。後は6月から7月にかけて次々と収穫した。品種にもよるが、やはり後から収穫した方が収穫量は多いようであるがイモが巨大になっている。このような巨大芋は中で割れていたりして味の方は期待できない。
   全般に収穫量は例年よりかなり多くなった。やはり、野菜作りは天候によるところが多いと実感する。友人、知人に取れた新ジャガイモを送っているが、今年は消化しきれそうも無い。

  品種によって収穫量はかなり異なる。
   
品種によって、芋の形、色、味、花の色、成長速度などが異なる。品種によってどの料理に向くかなどの記載はあるが、ジャガイモであることに変わりはない。
   インカのメザメは味が良いので毎年作っているが、種芋代は高い上に収穫量は他の品種の半分以下で芋も大きくならない。
   ワセシロは早期に新ジャガイモが取れるので栽培する価値がある。
   一方、トヨシロは種芋を購入して作ったが、今年はどういう訳か早期に枯れてしまい収穫量が少なかった。
   男爵は日本国内で最も多く作られている古くからの品種で、種芋の値段は安く、収量は多い。味はまあまあ良くて色々の料理に使える。

  購入した種芋と自家製の種芋
   購入した種芋と昨年収穫したものを種芋として使った場合を比較すると、品種によって収穫量が異なる。購入した種芋の方が良いもの。自家製の種芋でも購入した種芋でも同じ様な出来具合の物。自家製の種芋の方が良かったものなどいろいろある。

   購入した種芋すべて検疫を受けて病害虫が無いと保障されたものから作られている。一方、自家栽培の物は栽培中あるいは保存中に病害虫に感染する可能性がある。趣味で作っているので自家栽培のものを種芋として使っているが、厳密にいえば違反であろう。

   しかし、自分の場合いろいろな品種を少しづつ作っているので、同一品種を大量に作っているプロの農家と比べて病害虫に感染する可能性は低いであろう。

  休眠期間と2期作
   自家栽培品を種芋とする場合、収穫後9〜10か月間経たものを種芋として使うので休眠期間が長い品種が良い。休眠期間が短い品種は保存中に芽が出てしわしわになり、種芋として使い難い。

    極端に休眠期間が短くしかも成長速度は早い品種は一年に2回栽培が可能(2期作)で秋冬ジャガイモが出来る。自家製種イモでも収量が多くて、2期作を継代してやると種芋を購入する必要が無く、秋から冬にかけて新ジャガイモが楽しめる。
  
2015 ジャガイモ

品種 種イモ 植付量 価額 植え付け 発芽 収穫時期
kg/株数
  総収量 種芋
1kg当り収量
一株当たり
収量
購入年 kg 株数 5月下旬 6月上旬 6月中旬 6月下旬 7月上旬  kg   kg  kg
男爵 2015 1+ 460 18+16 18+15 5.3/12  2.8/5   9.4/15    17.5  8.8  0.53
キタアカリ 2015 1+ 500 19+15 19+15 6.1/13     9.2/18   15.3  7.7  0.45
メークイン 2015 1 250 15 15       8.0/15   8.0  8.0  0.53
インカノメザメ 2015 1 550 26 24
2.1/14    2.5/10      4.6  4.6  0.19
ワセシロ 2015 1 275 12 12 5.3/12          5.3  5.3  0.44
トカチコガネ 2015 1 368 15 15       7.8/15    7.6  7.6  0.51
トウヤ 2015 1 260 16 15 2.2/4 8.2/11       10.4  10.4  0.69
ハルカ 2015 1 280 18 17       9.1/17    9.1  9.1  0.54
ホッカイコガネ 2015 1 260 15 15         10.8/15  10.8  10.8  0.72
トヨシロ 2015 1 260 15 15       3.9/15     3.9  3.9  0.26
ピルカ 2015 1 280 15 15       10.5/15    10.5  10.5  0.7
13 3743 215            85.5    
デジマ(秋) 2014
1.6 17 17         12.7/17  12.7  7.0  0.75
アンデス(秋) 2012 1.1 15 15         14.6/15  14.6  13.3  0.97
ニシユタカ(秋) 2012 1.7 21 21       13.5/21    13.5 7.9   0.64
ノーザンルビー 2014 1.2 28 28   10.8/28       10.8  9.0 0.39
はるか  2012 1 15 14     6.8/14       6.8  6.8  0.49
キタムラサキ 2014 2 26 26     2.2/5 13.8/21    16.0  8.0  0.62
サヤアカネ 2012 1.2 25 20       11.8/20    11.8 9.8  0.59
ピルカ 2012 1 22 22     8.2/14 2.9/8    11.1  11.1  0.50
ベニアカリ 2011 1 21 21     3.2/11 5.7/10     8.9  8.9  0.42
トウヤ 2014 1 17 17 4.6/12   2.7/5       7.3  7.3  0.43
こがねまる 2013 0.6 12 12   1.1/5   2.6/7    3.7  6.2  0.31
十勝コガネ 2011 0.2 6 6   0.9/3 1.1/3      2.0  10.0  0.3
シャドークイーン 2011 0.2 8 8       4.1/8    4.1 13.7  0.51
13.8 233            123.3    
総計 26.8 448            208.8    

黒字は3月2日に植え付け
赤地は3月15日に植え付け
青字は3月29日に植え付け

  

1.2014年のジャガイモ

秋ジャガイモ
自家製(今年6月に収穫したもの)を種芋として使う

3品種(ニシユタカ、デジマ、アンデス)、総種芋、4.2kg:総収穫量、16.0kg


  秋ジャガイモとして栽培可能な品種は発芽に要する休眠期間が短いニシユタカ、デジマ、アンデスなどに限られる。これらは長期間の保存が難しい代わりに本州以南で年2回栽培が可能である。

  家庭菜園の本には春ジャガイモに比べ食味が良くないのでお勧めしないなどと書かれているものもあるが、6月に収穫して保存した古ジャガイモより取れたての新鮮なジャガイモの方がよほどおいしい。
  
 8月24日に種芋を植えたが、発芽したものはそのうち6割弱であった。夏の暑さで芋が腐りやすい。11月中下旬に寒い日があったため枯れた株が多かった。そこで、11月24日にまとめてすべてを収穫した。

   秋ジャガイモは発芽、成長の段階での温度条件の影響も大きいようである。デジマは成長が早く大きくなり過ぎて割れてしまったものがかなりあった。アンデス、ニシユタカは株にもよるが適当なサイズのイモが多かった。

   数年前に6月に収穫した自家製の芋を種芋とした場合と新たに購入した種芋を同時に栽培して比較して見た結果ほとんど収量などに差が無かった。今回も自家製の芋を種芋として使うことにした。

種芋 植え付け種芋重量
        kg
8/23
植付け個数
9/23
発芽個数
11/24
収穫量
ニシユタカ 1.5 19 11 6.8kg
デジマ 1.5 18 4.9kg
アンデス 1.2 16
4.3kg
Total 4.2 53 27 16.0kg

春植え、初夏収穫ジャガイモ
 種芋総量、18.3kg;総収穫量、約131.2kg


(購入種芋:9品種、10.0kg)
 男爵、メークイーン、インカノメザメ、キタアカリ、ワセシロ、ノーザンルビー、トウヤ、キタムラサキ、シンシア

 (自家製種芋{昨年収穫したものを種芋とする}:12品種、8.7kg) 
 3/17植え付け
 インカルージュ、コガネマル(2013年種芋購入、2013年6月収穫)
 サヤアカネ、ピルカ、ハルカ、キタムラサキ(2012年種芋購入、2012年、2013年6月収穫)
 ベニアカリ、トカチコガネ、シャドークイーン(2011年種芋購入、2011年、2012年、2013年6月収穫)
 アンデス、ニシユタカ、デジマ(2012年秋種芋購入、2012年11月収穫、2013年6月、2013年11月収穫)

2014ジャガイモ
品種 購入先 種イモ 植付量 価額 植え付け 収穫 kg/株数 総収量 種芋1kg
当り収量
一株当たり
収量
購入年   kg 円/kg 株数 5月下 6月上 6月中 6月下    kg    kg kg/kabu
男爵 2014
2 460 230 35 2.9/5 6.0/12 8.5/18 17.4 8.7 0.50
キタアカリ 2014 1 250 250 16
0.85/4 1.5/7 2.2/5 5.5 5.5 0.34
メークイン 2014 1 260 260 17
0.3/1 3.0/9 4.5/7 7.6 7.6 0.45
インカノメザメ 2014 1 580 580 21 0.65/4 1.45/10 1.5/6 3.6 3.6 0.17
ワセシロ 2014 1 310 310 16 1.5/4 5.2/12 6.7 6.7 0.42
ノーザンルビー
2014
1 310 310 18 5.5/17 5.5 5.5 0.31
トウヤ 2014 1 270 270 14
7.4/14 7.4 7.4 0.53
キタムラサキ 2014 1 580 580 17 5.0/17 5 5 0.29
シンシア 2014 1 580 580 15 2.1/14 2.1 2.1 0.14
10 3600 169 61 6.1 0.39
インカルージュ 自家製 2013 0.3 19 0 0 0
はるか  自家製 2012 0.7 16 4.7/15 4.7 6.7 0.43
キタムラサキ 自家製 2012 0.9 18 15.3/18 15.3 17 0.85
サヤアカネ 自家製 2012 0.95 24 7.2/16 7.2 7.5 0.45
ピルカ 自家製 2012 0.85 17 7.5/17 7.5 8.8 0.44
ベニアカリ 自家製 2011 0.4 10 2.8/10 2.8 7 0.28
デジマ(秋) 自家製 2012 0.9 12 6.9/12 6.9 7.6 0.56
コガネマル 自家製 2013 1.2 20 3.1/18 3.1 2.6 0.17
トカチコガネ 自家製 2011 0.4 10 1.5/10 1.5 3.7 0.15
シャドークイーン 自家製 2012 0.35 12 1.2/12 1.2 3.4 0.1
アンデス(秋) 自家製 2012 0.9 16 0.1/1 9.8/15 9.9 12.2 0.61
ニシユタカ(秋) 自家製 2012 0.9 16 10.2/16 10.2 11.3 0.64
小計 8.65 190 70.2 8.1 0.37
総計 総計 18.65 359 131.2 7.0 0.37
黒字:3/13植え付け
赤字: 3/27植え付け

  今年春に植えつけたジャガイモは購入した種芋が9品種、昨年収穫した芋を種芋としたものが12品種。植えつけた品種の総数は20。植えつけた時期は昨年よりやや遅く3月13日、3月27日の2回。

  昨年と比べジャガイモの総収量は昨年より多く一昨年に近かった。連作障害を避けるため栽培した箇所は異なるが、同じ畑で栽培したので条件はほぼ同じである。昨年と大きく異なるのは気候条件(気温並びに雨量)である。農業は天候に大きく左右されることがジャガイモの場合も当てはまることがよく分かる。

  今年の3月は気温が比較的低くて植え付けたジャガイモの発芽は遅かった。ところが4月は一転して暖かくなったが雨量が少なかったので発芽が遅く育ちも遅かった。また5月も気温が高く、上旬は雨が少な九成長は遅かった。5月下旬になると気温が高くなり雨量も充分となったので一気に成長した。さらに6月に入っても気温が高い日が多く雨量も充分あったので全体として収穫量が増えたのではと思われる。

  新じゃがを収穫したかったので5月下旬から6月上旬には早生系の品種(ワセシロなど)あるいは枯れてしまったものから順番に収穫した。これらは当然のことながら収量は低い。

  ワセシロは成長が早く早期肥大性で5月下旬でもある程度の大きさのイモが収穫出来、いち早く新ジャガイモを楽しむことが出来るので毎年植えている。収穫が遅れると大きな芋が出来るのは良いが内部が割れてスが入る傾向がある。

  同じ時期に購入し同じ畑に隣り合って植え付けた種イモでも品種により収量が全く異なる。気候条件などの違いが品種ごとの収量の違いに影響してくるものと思われるが、品種改良の重要性を教えてくれる。

  シンシアと言うフランス生まれの品種を昨年に続いて種芋を購入して栽培して見た。種芋代が高価であったが枯れてしまったものが多く昨年同様に収量は低かった。日本とフランスでは気候などの条件が違うためであろうか?味は良いと言う事であったがジャガイモに変わりなく来年からは栽培を止めようかと思う。

  検疫を受け種芋用たジャガイモを購入して種芋として使うのが鉄則である。もし、種イモとして使ったジャガイモが病害虫にやられていたら病害虫が蔓延してしてしまう。種芋代は広く普及しているダンシャク、メークイン、キタアカリなどは比較的安い。しかし、珍しい品種では種芋代が高い。趣味でいろいろの品種のジャガイモを栽培しているので、今年も昨年同様に種芋代が高い品種については前年に収穫したジャガイモを種芋として使ってみた。 

  インカルージュに付いては昨年収穫した芋を種芋として使ったが非常に小さな小芋がわずかに取れたのみでほぼ収穫量はゼロであった。インカのメザメに付いても過去2,3年の経験で自家製のイモを種芋として使った場合、非常に収量が低かった。

   一方、キタムラサキ、ピルカ、サヤアカネなどは昨年収穫した芋を種芋に使っても非常に収量が高かった。

  また、昨年の結果とほぼ同じだが、前年11月末に収穫したものを種芋として植え付けたアンデス、ニシユタカ、デジマの3品種の収量が非常に良かった。これらはイモの休眠期間が短いので年に2回栽培が可能な品種である。と言っても半年しか経っていないので発芽は他のものと比べ遅くなるが、最終的な収穫量は多い。これら3品種は秋植えをして11〜12月に収穫したものを春にまた種芋とするのが良い。



2.2013年のジャガイモ

秋ジャガイモ
自家製(今年6月に収穫したもの)を種芋として使う

3品種(ニシユタカ、デジマ、アンデス)、総種芋、3.3kg:総収穫量、11.5kg


  秋ジャガイモとして栽培可能な品種は発芽に要する休眠期間が短いものに限られる。これらは長期間の保存が難しい代わりに本州以南で年2回栽培が可能である。そこで、冬場に新ジャガイモが食べられる。品種としてはニシユタカ、デジマ、アンデスなどがある。

  家庭菜園の本には春ジャガイモに比べ食味が良くないのでお勧めしないなどと書かれているものもあったが、6月に収穫して保存した古ジャガイモより取れたての新鮮なジャガイモの方がよほどおいしい。そこで、少量だが毎年栽培している。
  
 8月27日に種芋を植えたが、発芽したものはそのうち6割弱であった。特にアンデスは発芽率が低かった。9月の高温続きで腐って発芽まで至らなかったようである。特に、大玉で半分に切って草木灰を付けて植え付けたものは腐り易かったようで発芽率が低かった。


  9月23日に発芽しなかった株の部分に腐った芋の周辺の土を除けて新たに種芋を植えてみた。追加植え付けしたものはすべて発芽して株が育った。

  しかし、11月上旬に非常に寒い日があり一度にジャガイモは枯れてしまった、その後も比較的寒い日が続き完全に枯かれてしまった。11月30日にすべてを収穫した。

  8月末に植え付けたもので収穫した芋は中形止まりが多いが大玉もあり収量は比較的よかった。
一方、9月下旬に植えて発芽したものは株は普通に育っていたが、生育途中で枯れたため豆粒ほどの小さなイモが着いているのみで収穫量は殆ど0であった。

   秋ジャガイモは品種によるところが一番だが、発芽、成長の段階での温度条件の影響も大きいようである。秋ジャガイモの栽培は晩秋の気温がもっと高い九州のような地域では容易で、気温が低くなる北関東ではやや難しいのかも知れない。

  種芋は病害虫防除のため、チェックを受けた種芋を購入して植え付ける必要がある。しかし、6月に収穫した自家製の芋を種芋とした場合と購入した種芋を同時に栽培して比較して見た結果、ほとんど収量などに差が無かったので自家製の芋を種芋として使うことにした。

  しかし、春ジャガイモは自家製と購入した種芋では明らかに差がある。品種によるが自家製の種芋では収量が落ち、インカのメザメなどほとんど収穫出来ない品種もあった。

種芋 植え付け種芋重量
        kg
8/23
植付け個数
9/23
発芽個数
9/25
追加植付け個数
収穫10/17-11/2 収穫
11/30
総収量
  kg
アンデス(自) 1.2 20 12 0.8kg 2.8kg 3.6
デジマ(自) 1.1 20 12 1.0kg 3.4kg 4.4
ニシユタカ 1.0 20 13
3.5kg 3.5
Total 3.3 60 33 27 1.8kg 9.7kg 11.5

植え付け日時:8/27、追加植え付け:9/23
種芋:春に収穫したものを種芋として使う


春植え、初夏収穫ジャガイモ
 種芋総量、19.7kg;総収穫量、約95.7kg

  今年春に植えつけたジャガイモは購入した種芋が9品種、昨年収穫した芋を種芋としたものが13品種。植えつけた品種の総数は22。植えつけた時期は昨年よりやや遅く3月8日、3月17日の2回。昨年と比べジャガイモの総収量は気候の影響で大幅に減少した。

  知り合いでジャガイモを作っている人に聞くと異口同音に今年は良くないと言っておられた。農業は天候に左右されることがよく分かる。

  今年の3月は異常に高温の日が続いて植え付けたジャガイモの発芽が早かった。ところが4月は一転して寒い日が続いて発芽したものが枯れてしまった。特に発芽が早かった早生系の品種で影響が多く収量減少した。また5月は雨が少なかったことも収量が減少した原因と思われる。一方発芽が遅かった晩生系の品種では発芽後枯れたものは少なく収量はそれほど落ちていない。

  新じゃがを収穫したかったので5月下旬から6月上旬には早生系の品種、あるいは枯れてしまったものから順番に収穫したが、当然のことながらこれらの収量は低い。

  同じ時期に購入し同じ畑に隣り合って植え付けた種イモでも品種により収量が全く異なることを実感した。品種改良の重要性を教えてくれる。例えば、シンシアと言うフランス生まれの品種は種芋代が高価であったが枯れてしまったものが多く収量は非常に低かった。一方、こがねまると言う品種は晩成で種芋代は比較的安かったが収量は格段に良かった。

  また、面白いのは昨年11月末に収穫したものを種芋として植え付けたアンデス、ニシユタカ、デジマの3品種の収量が非常に良かった点である。これらはイモの休眠期間が短いので年に2回栽培が可能な品種である。と言っても半年しか経っていないので発芽は他のものと比べ遅くなる。発芽が遅くいため4月の低温の影響を受け無かったのかも知れない。一方同じ品種で昨年6月に収穫した芽が出ていたアンデス、デジマを種芋としたのは発芽は早かったが収量は低かった。 これら3品種は秋植えをして11〜12月に収穫したものを春にまた種芋とするのが良いようである。

(購入種芋:9品種、10.0kg)
  3/8 植え付け
 男爵、メークイーン、インカノメザメ、キタアカリ、ワセシロ、コガネマル、インカルージュ、トヨシロ、シンシア

 (自家製種芋{昨年収穫したものを種芋とする}:13(15)品種、9.7kg) 
 3/17植え付け
 インカノヒトミ、ハルカ、サヤアカネ、ピルカ、ベニアカリ、デジマ
(昨年秋収穫、昨年6月収穫)、ニシユタカ(昨年秋収穫)、アンデス(昨年秋収穫、昨年6月収穫)ノーザンルビー、 シャドークイーン、トウヤ、 トカチコガネ、キタムラサキ

2013ジャガイモ
品種 購入先 種イモ 植付量 価額 植え付け 収穫
購入年 kg 円/kg 株数 5月 6月上 6月中 6月下 7月上 Total Total/kg Total/kabu
男爵 2013 2 460 230 30 1.5(5) 11.1(23) 12.6 6.3 0.42
キタアカリ 2013 1 250 250 14 4.9(14) 4.9 4.9 0.35
メークイン 2013 1 260 260 18 5.9(18) 5.9 5.9 0.33
インカノメザメ 2013 1 580 580 18 0.75(5) 2.5(12) 3 3 0.14
ワセシロ S 2013 1 310 310 16 1.7(6) 1.9(4) 2.7(6) 6.2 6.2 0.39
トヨシロ 2013 1 310 310 16 2.0(9) 2.2(5) 4.2 4.2 0.26
コガネマル 2013 1 270 270 15 8.9(15) 8.9 8.9 0.59
インカルージュ 2013 1 580 580 15 0.8(5) 1.9(10) 2.7 2.7 0.18
シンシア 2013 1 580 580 15 0.7(6) 0.75(9) 1.45 1.45 0.1
10 3600 157 49.85 4.99 0.31
インカノヒトミ 自家製 2012 0.4 8 0.05(6) 0.05 0.13 0.01
はるか  自家製 2012 0.95 11 4.65(8) 4.65 4.9 0.43
キタムラサキ 自家製 2012 0.6 9 4.35(9) 4.35 7.3 0.48
サヤアカネ 自家製 2012 0.25 8 3.0(8) 3 12 0.38
ピルカ 自家製 2012 0.65 8 2.8(8) 2.8 4.3 0.35
ベニアカリ 自家製 2011 0.85 11 2.9(11) 2.9 3.4 0.26
デジマ(秋) 自家製 2012 0.8 13 6.3(13) 6.3 7.9 0.48
デジマ(春) 自家製 2012 0.4 7 0.9(7) 0.9 2.25 0.13
トウヤ 自家製 2011 0.6 9 1.65(9) 1.65 2.75 0.18
アンデス(春) 自家製 2012 0.4 11 1.2 1.2 3 0.11
十勝コガネ 自家製 2011 1 12 2.9(11) 2.9 2.9 0.26
ノーザンルビー 自家製 2011 0.6 12 1.8(12) 1.8 3 0.16
シャドークイーン 自家製 2011 0.5 6 1.25(6) 1.25 2.5 0.21
アンデス(秋) 自家製 2012 1.1 18 8.1(18) 8.1 7.4 0.45
ニシユタカ(秋) 自家製 2012 0.55 10 4.0(10) 4 7.3 0.4
小計 9.65 153 45.85 5.1 0.3
総計 総計 19.65 314 95.7 5 0.3
黒字:3/8植え付け
赤字: 3/17植え付け



3.2012年のジャガイモ

  今年春に植えつけたジャガイモは購入した種芋が12品種、昨年収穫した芋を種芋としたものが15品種。一部ダブっている品種もあるので植えつけた品種の総数は22。植えつけた時期は昨年並みの2月20日と3月12日、3月19日の3回。今年は2月から3月に掛けて寒い日が続いて発芽は遅れてしまった。また、一部、種芋が凍結して駄目になったもの発芽しても枯れてしまったものがあり、2月20日に植えつけたものは収量がかなり落ちてしまったようである。しかし、品種によっては2月20日に植えつけても大丈夫なものもあった。品種によって寒さに強いもの、早生、晩生と異なるのが分かる。
   結局昨年より植えた種芋はやや多かったのに収穫量は若干少なくなってしまった。やはり天候の影響が大きかったのではないかと思う。

春植え、初夏収穫:種芋総量、21.9kg;総収穫量、約137kg

(購入種芋:12品種、8.0kg)
  2/20植え付け
 男爵、メークイーン、インカノメザメ、トウヤ、キタアカリ、ワセシロ、ピルカ、コガネマル、インカルージュ、インカノヒトミ、サヤアカネ、ハルカ
 3/19植え付け
 ハルカ、キタムラサキ

 (自家製種芋{昨年収穫したものを種芋とする}:9品種、6.5kg) 
  2/20植え付
 ワセシロ、インカノメザメ
 3/12植え付け
 メークイーン、男爵、デジマ
(昨年秋収穫)、ベニアカリ、ニシユタカ(昨年秋収穫)、アンデス(昨年秋収穫)、ノーザンルビー、シャドークイーン、キタアカリ、トウヤ、トカチコガネ
  3/19植え付け
  シェリー、トヨシロ、トカチコガネ

植付け 植付け
個数
発芽状況 収穫日時
5/20-5/31
収穫日時
6/1-6/10
 収穫日時
6/11-6/17
収穫日時
6/25-7/5
総収量* 1株当たり収量* 種芋1kg当たり収量** 種芋価額kgあたり
種芋 kg 株数 5/17 株,重量 株、重量 株、重量 株、重量 kg kg/kabu kg
ダンシャク 15 2-5(10)) 3, 1.8kg  5, 2.1 3.9 0.39 3.9 230
ダンシャク(自) 1 18 16(1-4) 5, 1.2kg  11, 4.5 5.7 0.32 5.7
メークイン 1 20 20(4-5) 17, 8.4kg 20, 10.1  10.1 0.51 10.1 260
メークイン(自) 0.8 16 14(1-3) 14, 2.7kg   2.7 0.18 3.4
キタアカリ 15 10(4-5) 5, 1.7kg  10, 4.8kg 6.5 0.43 6.5 250
キタアカリ(自) 0.8 15 15(1-5))  15, 3.3kg 3.3 0.22 4.1
ワセシロ 1 16 16(2-5) 6, 1.5kg 3, 2.4kg 6, 1.0kg 3 0.14 3 260
ワセシロ(自) 0.7 16 15(1-3) 15, 0.8 0.8 0.05 1.1
インカノメザメ 1 22 21(1-4)  21, 3.0 3.0 0.14 3.0 580
インカノメザメ(自) 0.3 7 2(1)  2, 0.05kg 0.05 0 0.16
ピルカ 0.3    7(2-5) 2, 1.5kg    5, 3.3kg    4.8  0.68  16  1660 
コガネマル 0.3    8(3-5)       8, 7.7kg  7.7 0.96  26  1660 
 インカルージュ 0.3  13  13(2-4)     13, 2.8    2.8   0.21 9.2  1660 
 インカノヒトミ 0.3 8 8(2-4)     8, 1.5kg   1.5  0.19 5.0 1660
 サヤアカネ 0.3    6(3-5)     6, 4.4kg  4.4  0.73  14.7 1660 
 ハルカ 0.3    7(1-5)     7, 4.8kg  4.8  0.69  16  1660* 
 ハルカ 0.6  10  10(4)     10, 5.9kg  5.9  0.59  9.8  280* 
 キタムラサキ 0.6    7(2-5)     7, 4.6kg  4.6  0.66  15.3 263 
ベニアカリ(自) 1.4  18 16(1-4) 16,4.6kg 4.6 0.25 3.3  
シェリー(自) 1 19 17(1-3) 3, 0.2kg 14, 3.4kg 3.6 0.19 3.6
トウヤ(自) 1.1 13 13(4-5) 2, 0.5kg 9, 3.3kg 3.8 0.53 5.3
 トカチコガネ 0.8  12 12(3-5) 12, 7.8kg 7.8 0.85 9.8  
 トヨシロ 12 12(1-3) 12, 1.8kg 1.8 0.15 1.8  
ノーザン
ルビー(自)
0.5 10 10(1-4) 10, 3.1kg 3.1 0.31 6.1
シャドー
クイーン(自)
0.5 12 12(2-4) 12,3.3 3.3 0.27 6.5
アンデス(秋 1.8 29 29(3-5) 3, 1.1kg 16, 19.1kg 20.2 0.72 11.5
デジマ(秋)) 1.1 14 14(4-5) 3, 1.5kg 11, 7.5kg 9 0.64 8.2
 ニシユタカ
(秋)
1.1  13 13(3-4) 13,7.5kg 7.5 0.58 6.8  
総計 21.9 137

植え付け日時:2/20: あるいは3/12日、及び3月19日(
5/20から7/6までの総収穫量を基に算定
種芋価額は実際に購入した値段をkgあたりに換算(同一品種だけをまとめ買いすればさらに安くなる)
*ハルカは異なる店で購入。値段が全く異なる。

   ワセシロは名前のごとく早生種で5月下旬に収穫出来新ジャガを楽しめた。しかし、全般に収穫日時が6月中旬以前では収穫量は少なく小粒のものが多い。

 当然の事ながら、同一品種では購入した種芋の方が昨年収穫したものを種芋としたより発芽も完全で収量も多い。特に昨年収穫したインカノメザメを種芋に使ってみた場合、発芽するものが少なく収穫量も非常に少なかった。この結果は昨年と同様である。

   インカのーーーと言う3品種はいずれも味は良いが、小粒の芋しか出来ず収穫量は少ないのに種芋代は高い。


4.2011年のジャガイモ

   春と夏の2期に植えて収穫し、年間で約180kgの総収穫量。2人家族ではとても消費出来る量ではない。一部を知人や友人に送って喜んで貰っている。送料が結構かかるので最近は代金を頂いている場合が多い。タダで送ってもお返しが来たりしてエビで鯛を釣るようなものもあり申し訳ない気もする。
   また、5月下旬から6月上旬に収穫できた早生のワセシロの殆んどを震災を受けた東北の方への支援物資として持って行った。
   それでも、余って残ったジャガイモは最後に捨てることになるか翌年の種芋として使ってみたりする。

春植え、初夏収穫:種芋総量、18.6kg;総収穫量、約150kg

(購入種芋:12品種、11.2kg)
  男爵、メークイーン、アンデス、シェリー、インカノメザメ、トウヤ、ノーザンルビー、シャドークイーン、キタアカリ、トカチコガネ、ワセシロ、トヨシロ

 (自家製種芋{昨年収穫したものを種芋とする}:9品種、6.5kg) 
  メークイーン、シェリー、男爵、インカノメザメ、シンシア、トウヤ、デジマ(昨年秋収穫)、ベニアカリ、インカレッド(5年前に購入した種芋から収穫したものを継代)

植え付け 発芽状況 収穫日時
5/27-6/3
収穫日時
6/9-6/19
収穫日時
6/21-6/30
総収量* 1株当たり収量* 種芋1kg当たり収量** 種芋価額kgあたり
種芋 kg 株数 5/19発芽 株、重量 株、重量 kg kg/kabu kg
アンデス 2 33 4〜5(33) 4, 2.9kg 29, 28.6kg 31.5 0.95 15.8 498
メークイン 1 20 4〜5(20) 3株 17, 8.4kg 8.4 0.49 9.9 240
メークイン(自) 0.8 13 0〜3(12) 12, 2.1kg 2.1 0.18 2.6
シェリー 0.5 10 4〜5(10) 10, 7.2kg 7.2 0.72 14.4 794
シェリー(自) 0.5 14 0〜3(13) 13, 4.6kg 4.6 0.35 9.2
ダンシャク 2 33 4〜5(33) 4株(中小) 16, 9.7kg 13, 9.9kg 19.6 0.68 11.2 220
ダンシャク(自) 1 18 0〜4(16) 1株(中小) 15, 7.0kg 7 0.47 7.5
インカノメザメ 1 22 5(22) 5株(中小) 17, 7,2kg 7.2 0.42 9.3 500
インカノメザメ(自) 0.3 4 0〜1(1) 1, 0kg 0 0 0
ノーザンルビー 0.3 6 4〜5(6) 6, 5.2kg 5.2 0.87 17.3 1660
シャドークイーン 0.3 6 4〜5(6) 6, 5.0kg 5 0.83 16.7 1660
シンシア(自) 0.5 7 0〜3(2) 2, 0.5kg 0.5 0.25 1
トウヤ 1 16 5(16) 1株(中小) 15, 11.7kg 11.7 0.78 12.5 298
トウヤ(自) 0.5 4 4〜5(4) 1株(小) 3, 2.4kg 2.4 0.8 6.4
デジマ(自) 1 11 0〜3(7) 1, 0.2kg 5, 0.7kg 0.9 0.15 0.9
ベニアカリ(自) 1.7 27 0〜5(24) 7, 3.1kg 17, 7.5kg 10.6 0.44 6.2
キタアカリ 1 14 4〜5(14) 14, 9.2kg 9.2 0.66 9.2 278
トカチコガネ 1 13 2〜3(13) 13, 5.5kg 5.5 0.42 5.5 398
ワセシロ 1 16 4〜5(15) 14株(大中小) 1(小) 298
トヨシロ 1 17 4〜5(17) 8株(中小) 9, 7.7kg 7.7 0.89 14.5 298
インカレッド(自) 0.2 7 1〜3(7) 7, 1.7kg 1.7 0.24 8.5
総計 18.6 311 138

植え付け日時:2/22 あるいは3/1
* 6/9から6/30までの総収穫量を基に算定
** 5/27から6/3までの分を補正
種芋価額は実際に購入した値段をkgあたりに換算(同一品種だけをまとめ買いすればさらに安くなる)

   ワセシロは名前のごとく早生種で5月下旬に収穫出来、新ジャガを楽しめた。一方、トカチコガネは最も晩生でワセシロが花を付け出した5月中旬になってやっと芽を出して、6月下旬にようやく収穫できた。

 当然の事ながら、同一品種では購入した種芋の方が昨年収穫したものを種芋としたより発芽も完全で収量も多い。特に昨年収穫したインカノメザメを種芋に使ってみた場合、発芽するものが少なく収穫量も非常に少なかった。

 ノーザンルビーとシャドークイーンは非常に種芋が高い。今回初めて栽培してみたが収量は良いが。それぞれ肉色が赤や紫でフライポテトなどにすると彩を添えて面白いが一般的でない。

8,9月植え、11−12月収穫:種芋総量、5kg;総収穫量、約30kg
   ジャガイモは関東以南では普通、春植え、初夏取りである。しかし、休眠期間の短い品種では8月末から9月にかけて植えて11−12月に収穫出来るものがある。アンデス、ニシユタカ、デジマ、ノーリン一号が主な品種である。今年は、デジマ、アンデス、ニシユタカを栽培してみた。ニシユタカのみ種苗店で購入したが、アンデスとデジマは6月に収穫したものを種芋として用いた

2011秋植えジャガイモ

 (購入種芋:1品種、1kg)
  ニシユタカ
(自家製種芋{今年収穫したものを種芋に使う):2品種、4kg)
  アンデス、デジマ
  8月下旬に種芋を植えたが、完全に発芽して収穫できたものはデジマのみであった。ニシユタカとアンデスは種芋が腐って発芽しなかったものが半数近くあった。
  9月末にアンデスの種芋(自家製)を追加植え付けしたところ、殆んどすべて発芽して収穫できた。しかし、11月下旬から寒くなり枯れたので、収穫した芋は中形止まりで収量も低い。
  一方、8月末に植えて発芽したものは収穫量は多く大型の芋が多かった。

種芋 kg 8/25植付け個数 9/25
発芽数
9/25追加植付け 収穫10/17-11/2 収穫11/14-11/22 収穫11/28-12/6 収穫12/15 総収量*
kg
1株当たり収量*kg/kabu 個数* 種芋1kgあたり収量*
アンデス(自) 2 33 17 27 3 11, 4.9kg 20,  5.8kg 10, 4.0kg 14.7 0.36 41 4.2
デジマ(自) 0.5 9 9 3 6,  5.5kg 5.5 0.92 6
11
ニシユタカ 1 18 11 3 8,  7.6kg 7.6 0.95 8 7.6
Total 3.5 1.5kg 27.8 0.51 55

植え付け日時:8/25、追加植え付け(アンデス):9/25(27)
ニシユタカ(購入):680円/kg、 アンデス、デジマ:春に収穫したものを種芋として使う
8/25に植えつけた種芋:デジマ:すべて発芽。アンデス:5割発芽。ニシユタカ:6割発芽。発芽しなかった所にアンデスを追加植え付け。
* 10/17から11/2に収穫したものを除く(未計測)


ジャガイモあれこれ

  1.ジャガイモの歴史   
  ジャガイモは南米原産でインカ帝国ではアンデス山脈の高原地帯から海岸地帯まで広く栽培されていて主食となっていた。16世紀にスペイン人によってヨーロッパにもたらされた。それまでは小麦が主食だったヨーロッパでは気候が悪かった時は飢饉になったが、ジャガイモは小麦より悪条件でも育ちエネルギー収量が多い。しかもビタミンCが豊富なので格好の食糧として全ヨーロッパで広く栽培されるようになった。北米にはヨーロッパからの移民によりもたらされた。

特に、アイルランドでは貧しい農民、労働者の生活をジャガイモが支えた。しかし、19世紀中頃ジャガイモの病気が蔓延したことでアイルランドは大飢饉に陥り、多くのアイルランド人がアメリカに移住するきっかけとなった。

日本には16世末にオランダ人より長崎にもたらされたが、国内で広く栽培されるようになったのは明治以降である。現在でも長崎県では北海道についでジャガイモの生産が多くジャガイモの品種改良がなされている。

2.ジャガイモの品種
  全世界ではジャガイモの品種は3000以上あると言う。原産地のアンデス地方一帯でもそれぞれの土地にあった数多くの品種があると言う。

日本でもジャガイモの品種として農水省に品種登録されているものは100種近くある。それ以外に過去に栽培されたり登録されていた品種で今は無くなっているものもかなり沢山あるようである。

ジャガイモは品種によってスーパーなどで売っている生食用、ポテトチップスなど加工食品用、あるいは澱粉原料用などがある。

我々がなじみ深いのは生食用である。スーパーで見かけるのは男爵、メークインが殆んどである。最近ではキタアカリ、インカノメザメ、アンデスなどの品種を売っているのを見かけることがたまにある。

男爵はアメリカで改良された品種を明治末期に川田男爵が導入したので「男爵」と言う品種名が付けられた。一方、メークインはイギリスから大正時代に導入されたもので、「May Queen」をそのまま表記したものだと言う。それ以外の日本で品種登録、栽培されている多くの品種はキタアカリなど昭和以降に登録されたものが多いようである。

いずれにしても、明治、大正時代に導入された品種が未だに首位の座を保って広く栽培、販売されているのは驚きである。種芋が安く収量もまあまあで味も万能向き、既に市場で広く受け入れられているので安心感があるなどの理由であろうか?

  外国旅行した時に必ずスーパーに立ち寄り生鮮食料品売り場でジャガイモを見るが、日本と異なった品種でもっと多くの品種が売られているのを目にする。


   品種によって用途がサラダ、マッシュポテト向き、揚げ物向き、シチュー、煮物向きなどとあるが、単なる目安に過ぎないように思う。
種苗店にあったパンフレットと自分の栽培経験に基づいた主な品種についての性質、特徴を以下に示す。いずれもジャガイモであることには変わりない

品種名 熟性 皮色 肉色 肉質 特徴 用途
男爵 黄白 やや粉 日本で一番多く作られている。 早生で適応地域が広い 粉ふきいも コロッケ
 メークイン 淡黄褐 やや粘 広く栽培されている。長卵形で煮崩れし難い 肉ジャガ、カレー
キタアカリ やや粉 甘くホクホク感。食味良い。 ビタミンCが多い コロッケ レンジ料理
ワセシロ 極早 淡白黄 やや粉 極早生。早期肥大性。 大粒多収品種 フライドポテト ポテトチップ
トヨシロ 淡黄褐 やや粉 休眠が長く貯蔵しやすい。多収で油加工に向く フライドポテト ポテトチップ
ホッカイコガネ 淡褐 淡黄 やや粘 長卵形で黄肉。フライが黄金色でフライに最適 フライドポテト 煮物
トウヤ 黄褐 やや粘 早期肥大性、大粒多品種。舌触りが滑らか サラダ 煮物
インカノメザメ 極早 黄褐 やや粘 ふかし芋、ナッツ、栗に似た風味 小粒で収量は少ない 煮物、フライ お菓子
アンデス 食味良い、カロチン、ビタミンCを多く含む サラダ
ベニアカリ 淡赤 でんぷん価が高い。コロッケに最適、煮崩れしにくい  コロッケ マッシュポテト
シンシア 黄白 淡黄 独特の風味と甘味、煮崩れしにくい 舌触りが良い 煮物 サラダ
インカレッド やや水っぽい ポテトチップ フライドポテト

3.栽培してみたジャガイモの品種
  
私が菜園で栽培したことがある品種は20年間で約30品種である。毎年作っているものもあれば、一年で止めてしまったものある。(太字は10年以上毎年植えている品種、青字は2012年に始めて植えた品種)

男爵、メークイン、キタアカリ、アンデス、ホッカイコガネ、トカチコガネ,トウヤ、ベニアカリ、アイノアカ、サヤカ、インカパープル、インカレッド、インカノヒトミ、インカノメザメ、普賢丸、シンシア、シェリー、チェルシー、ノーザンルビー、シャドークイーン、デジマ、ニシユタカ、ノーリン1号、トヨシロ、ワセシロ、ピルカ、コガネマル、インカルージュ、ハルカ、キタムラサキサヤアカネ 

それぞれで、皮色、肉色、大きさ、早生か晩生か、収量、粉質か粘質か、崩れやすいかどうか、味、花の色、実がなるかどうか、などで違いはあるが、ジャガイモであることには変わり無い。

4.ジャガイモの色
    ジャガイモは普通皮色が黄土色、肉色は白から黄色である。しかし、それとは異なるものは一杯ある。
   栽培した事があるものでは以下の通りである。

     皮色、肉色とも赤の品種:ノーザンルビー、インカレッド、インカルージュ
     皮色は赤、肉色は黄色または白色:アンデス、ベニアカリ、アイノアカ、シェリー、サヤアカネ
     皮色、肉色とも紫の品種:インカパープル、シャドークイーン、キタムラサキ
     赤と黄色がぶちの品種:インカノヒトミ
   それ以外の多くはいわゆるジャガイモの色で
皮は黄土色、肉は黄色から白色である。

ノーザンルビー            インカレッド              アンデス                      シェリー
    


ベニアカリ                    シャドークイーン           男爵                        メークイン          
     



キタアカリ                  インカノメザメ            ワセシロ                   トヨシロ
     

5.ジャガイモの花と実
  花の色は品種によって白色、薄紫色、薄紅色、紫色があるが、花が咲きやすいものから花を咲き難いものまである。また。ジャガイモはトマトと同じくナス科の植物で、品種によっては緑色のミニトマトのような実をつける。


    白色:  トヨシロ、トウヤ、デジマ、ノーリン一号、ニシユタカ、サヤカ、シャドークイーン、ノーザンルビー、
        トカチコガネ、シンシア

    薄赤紫色:男爵、キタアカリ、シェリー
    濃赤紫色:ベニアカリ、インカレッド
    紫色:  ワセシロ、メークイーン、インカノメザメ、インカパープル、アンデス

男爵                 ベニアカリ                メークイン                 アンデス
   

インカノメザメ              ワセシロ                  トヨシロ              トウヤ
    

デジマ                   シャドークイーン             シンシア             ジャガイモの実(トウヤ)
    

   広く栽培されている男爵やメークイーンが薄紫色の花をつけるのでジャガイモは紫系統の花が咲くと思っていたが、色々の品種を栽培してみると白色の花が多いことが分かる。


   6.種芋と品種
   種芋はジャガイモの病気予防のため検疫を受けたものを購入する必要があり、毎年種苗店、ホームセンター、通信販売で購入している。男爵、メークイーンの種芋は安価だが、最近登録された新しい品種の種芋は非常に高価である。最も安い男爵の6−8倍するものもある。
  また、不思議なことに同一品種でも店(通信販売も入れて)あるいは時期により価額が大きく異なる場合がある。購入した種芋を使用する以外に趣味なので、一部前年収穫して保存していたものを種芋として使用してどうなるか試している。
  前年度の自家製の芋を種芋として使うと品種によって異なるが収量は購入した種芋を使った場合と比べて80%以下となり、芋も小粒になる傾向にある。
  
しかし、購入した種芋より収量が良い時もあった。特に、アンデス、デジマ、ニシユタカなど年2回植え付けて収穫出来るものを半年毎に種芋として使うと良い成績が得られた。