ブルーベリー

   
  最近ブルーベリーを栽培する農家が増えてきたようでスーパーの食品売り場でも目にする。前橋市の品揃えが豊富なスーパーでは、群馬県産のブルーベリーを売っていたが、実のサイズによって値段が違うが結構高価である。同じスーパーにはアメリカ産の生のブルーベリーも売られている。こちらはおそらく航空便で送られてきたと思うが、国産品よりかなり安い。ブルーベリーでも、何故国産品は高いのかなと考えてしまう。このスーパーでは、時期はずれでチリ産の生のブルーベリーを売っていることもある。

  ブルーベリーの実は濃い青紫色をしているが、これはアントシアニン系の色素による。アントシアニンは目に良いと言うことでブルーベリーを原料にした健康食品が売られているが、本物のブルーベリーの実を食べた方が良いように思う。


  新里の畑にはブルーベリーの木を7本植えている。いずれも苗木を通信販売で購入したが、暖かい地域でも栽培出来るラビットアイ系とサザンハイブッシュ系で、最初の3本はもう15年位前に購入して植えたものだが背丈は2m以上になっており、多くの実をつける。しかし、実は小粒から中粒である。

一方、5年位前に買った4本はまだ背丈は1m程度でつける実は少ないがいずれも大粒である。

  新里の畑は関東ローム層の基本的には火山灰の土で栄養分に富み酸性である。このため、酸性を好むブルーベリーにとって都合が良く大した手間をかけないで済む。冬場に施肥と剪定をするだけで大きくなり実を付けてくれる。

  ブルーベリーの実はヒヨドリの大好物のようで熟れて青色になるとすぐに取られてしまう。そこで、5本には大きなネットを張って鳥除けとした。後の2本はネットをかけてないのでヒヨドリがつまんで行く。

  大粒の実をつけた4本は7月中旬で殆ど終わりになってしまった。また、小粒の実をつけた大きな木もほぼ終わりになった。一方、中粒の実をつける15年位前に苗を購入した2本は品種が異なるようで晩生で7月下旬から8月中旬にかけて青い実が次々となってくる。ラズベリーと比べて実は日持ちするし取りやすいが、それでも、2〜3日置きには収穫しないと熟れて落ちていく。

  8月19日に約500gの実を収穫したがそろそろ終わりである。 結局、今年収穫した実は会わせて10kg近くになった。

  

 背の低いブルーべり(7月1日)            背の低いブルーベリーの実(7月1日)     背の低いブルーベリーの実(7月1日)
     




 背の高いブルーべりー(7月1日)         背の高いブルーベリーの実(7月1日)        背の高いブルーベリーの実(8月5日)
    
 
背の高いブルーベリー(7月1日)           背の高いブルーベリーの実(7月1日)       背の高いブルーベリーの実(8月5日)
     



ブルーベリージャム(手つくり)
  収穫した実は生で食べるが,食べ切れないので冷凍庫で保存し溜まった所でジャムにした。

  ブルーベリーはペクチンが多いのでジャムにする時、適当に煮詰めれば丁度良い硬さになりゲル化剤は要らない。売っているブルーべりジャムの成分の表示を見るとゲル化剤、防腐剤、酸味調節剤が入っている。安いものは水増しした上でゲル化剤でジャムとしているように思える。このような食品添加物が沢山入ったジャムより添加物を入れてない自家製のジャムの方がおいしい。作る際には、好みの甘さ控えめにする。作ったジャムの一部は友人に送ってやったが、好評である。

  ジャム類のラベルの表示を見ると、製造されたのは外国で販売業者が日本の会社であるものが殆んどである。日本の業者が製造した比較的高価なものも原料の果実は輸入品であったりする。


ブルーベリーアイスクリーム
  煮詰めてジャムにする手前のブルーベリーのピューレを前橋市のアイスクリームを製造販売しているお店にもって行き、ブルーベリーのアイスクリーム2kgを作ってもらった。市販の高級アイスクリームに勝るとも劣らないおいしいものが出来た。
 


初冬のブルーベリーの紅葉

ブルーベリーは落葉樹であるが、落葉する前にきれいに紅葉する。今年は10〜12月にかけて暖かな気候であったので、ブルーべりの紅葉は少し遅かった。

      早く大粒の実がなったブルーべりの紅葉(11月14日)        遅く実がなったブルーベリーの紅葉(12月9日)
              
  

葉が完全に落ちた後、冬場の剪定、施肥をやらねばならない。